当院の脳血管内治療部の専従スタッフは4名おり、日本脳神経血管内治療学会の指導医が1名、専門医が2名おります。 我々はもともと脳神経外科医として主に開頭術を行っていましたが、日本脳神経外科学会専門医を取得した後に、さらなる専門性を高めるために脳血管内治療に従事しております。 脳血管内治療専従の医師が1病院に4名常在する施設は東京都内でも数える程度であり、それゆえに24時間365日あらゆる患者さんに対応できるマンパワーがあります。 また、一つの手術に4人の医師で対応するため、細かいところまで注意が行き届き、安全性の確保につながります。当院の血管内治療部は中野区内だけでなく他の地区、時には全国から患者さんの紹介を受け治療を行っています。 また、疾患別の項にも記載しましたが、脳疾患の手術には血管内治療だけで全てが完結するものではありません。 開頭術のバックアップが必ず必要となります。当院の特徴としましては、脳神経外科と脳血管内治療部の部署を分けることなく一緒に同じ患者さんを共有しております。 患者さんの外来の入り口が違えば出口が違うということはなく、疾患に対し開頭術と血管内治療とではどちらが標準的でその患者さんに適しているかを1例1例ディスカッションして治療方針を決定しています。 当院の脳神経外科は難易度の高い頭蓋底手術を含めた手術では他に劣ることない実績を持っております。 その為、血管内治療のバックアップとして大変大きな助けとなっております。 それゆえにスタッフも隅々までケアが行き届く微細な精神を持って患者さんに接しております。患者さんに優しく応対し、病気に対する不安や悩みを共有し、ご一緒に解決していくことをモットーに診療を行っております。 不安な事や分からない事があれば何度も何度も説明し、納得がいくまでお付き合いいたします。 また、治療後は主治医が責任を持って退院後のフォローを行います。術前・術中・術後すべてに責任を持って対応するため、出張での治療は原則行っておりません。 患者さんにはご足労いただきますが、当院へ来院して頂いております。 当院の脳血管内治療部の特徴をまとめます。
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